工事現場に仮設トイレを設置したいけれど、汚かったり、臭かったりで使い勝手が悪く、何かよいトイレはないだろうかとお悩みではありませんか。そこで本記事ではそんなお悩みを払拭すべく、おすすめの仮設トイレを提供する会社を3社紹介します。この記事をお読みいただき、現場における快適トイレの普及・推進にお役立てください。
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株式会社ビー・エス・ケイ(株式会社BSK)
会社名 | 株式会社BSK |
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住所 | 大阪府大阪市中央区本町3丁目2番15号 小原3ビル 5階 |
電話番号 | 06-6226-8326 |
BSKは、快適トイレの提供により「トイレロス(使えない・使いたくない)」をなくし、社会課題を解決する企業です。ここでは、BSKが提供する仮設トイレのラインナップやレンタルするメリットを紹介します。
主に4種類の仮設トイレをラインアップ
BSKでは、利用シーンやニーズに合わせて4種類の仮設トイレを提供しています。
明るい天井、広々した室内、清潔な空間の3つを兼ね備えた「ビューティースカーレット」バイオチップが排泄物を分解する汲み取り不要の「バイオトイレ」コンパクトでトラックに積載したまま使用できる「コンパクトトイレ」トイレと手洗いを組み合わせられる「ハウス型トイレ」の4種類がラインナップされています。
BSKの仮設トイレは、使えないや使いたくないといったトイレロスの社会課題を解決する商品です。
BSK で仮設トイレをレンタルするメリット
BSKの仮設トイレは、多くの事業者や工事業者からのレンタル需要が高い商品です。
BSKの仮設トイレをレンタルするメリットとしては、明るくて臭わない快適なトイレを提供できる、きれいなトイレで施設全体のイメージアップが図れる、汲み取り回数の削減でランニングコストを抑えられるなどが挙げられます。
仮設トイレの利用者からは、手洗いや便座除菌クリーナー、音消しや荷物フックまであることに、仮設トイレとは思えないといった驚きと喜びの声が上がっています。
日野興業株式会社
会社名 | 日野興業株式会社 |
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住所 | 千葉県市川市原木 3024 |
電話番号 | 047-318-8760 |
日野興業は、仮設トイレをはじめ建設関連資材の提供を通じて、建設現場のよりよい環境づくりに尽力する企業です。ここでは、日野興業が提供する土木・建築現場向けの商品や水洗式・女性専用仮設トイレについて紹介します。
土木・建築現場に多種多様な商品を提供
仮設トイレをはじめとするバス、シャワー、キャビン、シンクなどの販売やレンタルは、日野興業の主力事業となっています。その中でも注目を集めているのが仮設トイレです。
日野興業の仮設トイレには、手洗い設備や化粧鏡、シートクリーナーや多機能棚がついた「オールインワン型仮設トイレ」、軽量かつ運搬・組立・解体が簡単な「洋式便器タイプ型仮設トイレ」小型かつ軽量で軽トラックにも積載できる「移動型仮設トイレ」障害を持つ方や高齢者にやさしい「バリアフリー型仮設トイレ」がラインナップされています。
また、トイレだけではなく、仮設トイレの目隠しに役立つ「ルーバーフェンス」、耐久性に優れた「樹脂製シンク」などの付属設備も充実しています。
水洗式・女性専用の仮設トイレも用意
近年、土木・建設現場における女性進出は顕著であり、それにともない女性専用仮設トイレのニーズも増加傾向です。日野興業の仮設トイレには、女性専用の製品も用意されています。
女性専用トイレでは、通常の仮設トイレの2倍になる室内空間を確保し、トイレ内で身だしなみを整えることが可能です。また、手洗い設備や化粧鏡、便座クリーナーなどのうれしい設備も充実しています。女性専用の仮設トイレは、女性が安心して働ける現場環境の改善には欠かせません。
株式会社ハマネツ
会社名 | 株式会社ハマネツ |
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住所 | 静岡県浜松市中央区砂山町325番地の6 日本生命浜松駅前ビル3F |
電話番号 | 03-4329-1000 |
ハマネツは、仮設トイレやシャワーユニット、仮設資材や防災用品などを通じて、人にも環境にも快適な環境を提供する企業です。ここでは、ハマネツが選ばれ続ける理由や豊富なラインナップを誇る仮設トイレについて紹介します。
ハマネツが選ばれ続ける理由
ハマネツの製品は、構想・企画から開発・設計、試作・評価から量産・検査、販売から品質維持改善までのすべてを一貫して社内でおこなっています。各工程を明確に定義し、ルールにもとづいた作業を進めることにより、製品の品質を保証していることが特徴です。
ハマネツの仮設トイレは、多彩なラインナップを持ち、年間出荷台数は業界トップクラスの1万5,000台以上を誇ります。また、簡易水洗タイプの仮設トイレは、すべて室内防臭仕様になっていることも特徴です。
ハマネツの仮設トイレは、あらゆる環境に溶け込むデザイン性を持ち、清潔で快適な使用感、強い耐久性から全国の土木・建築現場で導入されています。
高品質な仮設トイレからリーズナブルな仮設トイレまで用意
ハマネツでは、高品質な仮設トイレからリーズナブルな仮設トイレまでを幅広く取りそろえています。
ゆったりした室内空間と充実した設備を備える「コムズトイレプラス」、コンパクトかつリーズナブルな価格の「エポックトイレ」洋式便器と手洗い設備を搭載したワンストップトイレ「TU-iXシリーズ」など、どの仮設トイレも、基本的な機能を備えつつ衛生的で利用しやすい設計となっているのが特徴です。
国土交通省が決定!「快適トイレ」を標準化に
従来の仮設トイレは、工事現場で多くの課題を抱えていました。その課題解決に向けた取り組みが「快適トイレ」の標準化です。ここでは、国土交通省が定めた「快適トイレ」標準化の背景や求められる仕様について紹介します。
快適トイレが標準化された背景
従来の仮設トイレは、和式で非水洗がほとんどでした。非水洗のトイレは臭いが酷く、虫がわきやすいといった衛生面での問題を抱えていました。不衛生なトイレは、女性に大きなストレスを与え、土木や建築現場における女性の活躍を阻害する要因となっていました。
トイレの滞在時間が長くなりがちな女性にとって、不衛生なトイレを使用せざるを得ない状況は我慢しがたいものです。このような問題を受けて、2016年に国土交通省は土木・建築現場における女性の活躍を推進する目的で「快適トイレ」の標準化を進めました。
この取り組みは、労働環境の改善を図ることが目的であり、とくに女性が安心して働ける環境を整えることが重要視されています。また、男性にとっても「快適トイレ」は、健康維持や労働効率の向上に寄与するため、全体的な土木・建築業界における労働環境の改善が期待されています。
快適トイレに求められる仕様
快適トイレとは、衛生的で誰もが快適に使える仕様を備えたトイレのことです。快適トイレでは、必須とされる仕様として、水洗、洋式便器、臭い逆流防止機能、二重ロックなどの施錠機能、電源なしで稼働する照明設備、衣類や荷物をかけるフック、男女別の明確な表示、目隠し、サニタリーボックス、手洗い、化粧鏡、シートクリーナーなどが定められています。
特に、水洗設備の導入は、衛生面において大きな改善をもたらす改革です。水洗の洋式便器は、多くの人にとって使いやすく、汚いから使いたくないといったトイレロスを解消します。また、臭い逆流防止機能は、仮設トイレは臭いという先入観を払拭するために重要な設備です。
さらに、二重ロックや男女別表示、電源なしで稼働する照明設備などの機能は、安全性とプライバシーの確保に寄与します。一方で、必須ではないものの推奨される仕様として、900mm×900mm以上の空間、擬音装置、着替え台、多重フラッパー、温度調節用の窓、小物置き場などが定められています。
広い空間は、安心感や動きやすさをもたらし、擬音装置はプライバシーを保護します。着替え台は、衣類などを床で汚さずに着替えできるため非常に便利です。多重フラッパーは不快な臭いを防止し、温度調節用の窓とともに快適性の確保に役立ちます。
これらの仕様は、工事現場における快適で衛生的なトイレ環境を提供し、労働者の健康と安全を守るために不可欠です。国土交通省による「快適トイレ」標準化の取り組みによって、今後も土木・建築現場における労働環境の改善が進み、多くの人にとって働きやすい環境の整備が期待されます。
仮設トイレは工事現場で設置が義務?
工事現場では、作業員の衛生環境を守るために仮設トイレの設置が求められています。法律により、一定規模以上の工事現場には仮設トイレの設置が義務付けられており、これは作業員が衛生的で安全に働くために欠かせない配慮です。
さらに、国土交通省は2016年から仮設トイレの設置だけでなく、快適で清潔なトイレを提供することを求める基準も設けています。とくに、長時間現場で働く作業員にとって、清潔で安全なトイレが確保されることは、健康や作業環境を維持するために非常に重要です。
また、作業員が多数を占める現場や工期が長期間にわたる現場では、トイレの設置に加え、衛生管理や定期的な清掃も欠かせません。これらの義務は、安全かつ快適な作業環境を実現するために不可欠な取り組みとして位置づけられています。
工事現場で仮設トイレの標準仕様が定められた理由
工事現場で仮設トイレの標準仕様が定められた背景には、作業員の衛生や安全への配慮が重要視されているからです。ここでは、具体的な理由について詳しく解説します。
男女ともに快適さが求められたため
近年、工事現場での女性の活躍が推進され、仮設トイレの標準仕様にも女性のニーズを考慮した改善が求められています。これまでは男性の使用を前提とした仕様が主流でしたが、女性も働きやすい環境を整えるため、設備の改善が進んでいます。
たとえば、女性が安心して使用できるようなプライバシー保護の工夫やトイレ内の清潔さを保つ機能が標準仕様として求められています。
さらに、女性にとって必要な手洗いや鏡、手荷物置き場といった細かな配慮も加えられています。とくに長時間作業する工事現場では、こうした配慮があることで女性が快適に働ける環境が整います。
女性の参加を促すためには、トイレの設備改善が重要なポイントであり、これが標準仕様を見直す理由のひとつとなっています。
衛生環境の改善のため
工事現場での衛生環境も仮設トイレの標準仕様が定められた理由のひとつです。多くの作業員が使用する仮設トイレは、汚れが溜まりやすく、不衛生な状態になると感染症のリスクが高まります。
とくに密閉された空間であるため、トイレ内にこもるにおいや湿気を取り除くための換気機能が重要です。標準仕様では、清掃のしやすさや消臭効果のある設備、充分な換気が求められており、こうした仕様を満たすことで衛生面の向上が期待されます。
また、手洗い場の設置も衛生環境を整えるために必要な設備です。作業現場では手が汚れやすく、トイレ利用後に清潔な手洗い場があることは感染症予防にもつながります。
手洗いや消毒設備を備えたトイレが標準仕様として定められることで、作業員が安心して利用できる環境が整います。
まとめ
工事現場における適切な仮設トイレ選びは、労働環境の快適性と衛生管理に不可欠です。本記事で紹介した3社が提供する仮設トイレは、いずれも高品質で現場のニーズに応えるすぐれた製品となっています。とくに注目すべきは国土交通省が標準とする「快適トイレ」です。「快適トイレ」は、衛生的で快適な仕様となっており、工事現場で働く人たちの健康とプライバシーを守るために欠かせない製品です。水洗や洋式便器、二重ロックなどの仕様を備え、誰もが快適かつ安全に利用できる環境を提供します。工事現場での労働環境改善を目指すなら、国土交通省の「快適トイレ」を選ぶことを強くおすすめします。